ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クウォン・ジョンウン」の意味・わかりやすい解説
クウォン・ジョンウン(権正雄)
クウォン・ジョンウン
Kwǒn Chǒng'ung
北朝鮮の小説家。 1945年の解放後に作家として登場した。鉄道保安員の職務に対する忠実さを描いた短編『百日草』 (1961) で認められ,以後『春が来た』 (62) ,『ボロの山』 (63) ,短編『歴史の足跡』 (68) などすぐれた作品を発表した。特に『歴史の足跡』は現代朝鮮文学の代表作の一つに数えられている。 74年に8編から成る短編集『百日草』を刊行。そのほか長編『峻厳な道』などによって北朝鮮を代表する作家の一人として注目されている。
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