クヌーセンセル

化学辞典 第2版 「クヌーセンセル」の解説

クヌーセンセル
クヌーセンセル
Knudsen cell

高沸点の固体試料を電子衝撃によりイオン化し,質量分析する場合に使用する小型の電気炉質量分析計イオン源などに利用されるが,セルから試料以外の物質が発生し,バックグラウンドを除くことが困難なこと,混合物では蒸発速度の違いから,分別効果を起こすなどの不利がある.一方,一定温度での平衡状態の気相成分が測定しうることから,金属塩類などの蒸発熱相転移などの測定や高温反応の研究に使用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む