気化熱ともいう.液体が蒸気になるときに吸収する熱.その物質1 g,1 mol または1 kg 当たりの値で表される.蒸発熱は温度に無関係ではなく,温度上昇とともに徐々に減少する.厳密にはその温度において,液体と平衡状態にある蒸気の圧力(蒸気圧)下での値であるが,通常は1 atm(101 kPa)下でのその液体の沸点における値が与えられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…コップに水を入れて,常温で十分に広い空間に放置すると,水がすべて蒸発してしまうが,これは気化した蒸気が広い空間に広がって,圧力が飽和蒸気圧に達しないからである。蒸発に際しては,物質は周囲から潜熱(蒸発熱,または気化熱という)を吸収する。夏の暑い日に水をまくと涼しくなるのも,蒸発の際に周囲から熱を奪うためである。…
※「蒸発熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加