クフ王の大ピラミッド(読み)クフおうのだいピラミッド

世界の観光地名がわかる事典 「クフ王の大ピラミッド」の解説

クフおうのだいピラミッド【クフ王の大ピラミッド】

エジプトの首都カイロに残る三大ピラミッドの一つ。◇紀元前2400年頃、クフ王によって建てられたクフ王の第1ピラミッドは世界七不思議の一つで、高さは本来146mだったが、現在は頂上がなくなって137mとなり、底辺の長さは220mある。四角錐の各面は、正確に東西南北を向いており、入り口から急傾斜通路を抜けると、クフ王が埋葬されていたと考えられている王の玄室に出る。カフラ王の第2ピラミッドは高さ143mで、保存状態は3つのなかでも一番よい。このピラミッドの東側にある葬祭殿からは参道が延びて河岸神殿に通じ、その横にスフィンクスがある。メンカフラ王の第3ピラミッドは、高さが65.5mある。3つのピラミッドが並ぶ姿は圧巻

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android