くもの巣構造(読み)くものすこうぞう

最新 地学事典 「くもの巣構造」の解説

くものすこうぞう
くもの巣構造

web structure

厚層の粗粒砂岩に発達する細粒物質からなる暗色の直線状多方向の1mm以下~数mmの幅の面からなる,くもの巣のような断面を呈する構造。アラスカコディアク島や四万十層群,三浦房総半島の新生代の地層などによく見られる。面内部に粒子の再配列や破砕が見られることもあり,脱水脈あるいは変形バンドなどの一種と考えられるが,多くは多方向の小断層面の集合(逆断層または正断層)である。皿状構造から移化する場合もあり,タービダイトなどの堆積直後の,砂岩の流動化後の半固結時の小断層群などとして,巨大地震時の振動による形成が考えられる。付加体の砂岩に特徴的であるとの議論もある。参考文献廣野哲朗(1996) 地質雑,Vol. 102: 804

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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