クラマーシュ(その他表記)Karel Kramář

改訂新版 世界大百科事典 「クラマーシュ」の意味・わかりやすい解説

クラマーシュ
Karel Kramář
生没年:1860-1937

チェコスロバキアの政治家。第1次世界大戦前は急進的なチェコ民族主義政党〈青年チェコ党〉の指導者。オーストリア・ハンガリー二重帝国の連邦化を構想。大戦中,ネオ・スラブ主義立場から帝政ロシア接近。1916年,ウィーンの軍事法廷で国家反逆罪のかどで死刑を宣告されるが,翌年大赦。18年にチェコ民族委員会議長。チェコスロバキア共和国初代首相に就任するが,翌19年失脚。国民民主党創立者で党首をつとめた。のちにベネシュの対ソ連接近政策に反対した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラマーシュ」の意味・わかりやすい解説

クラマーシュ
Kramář, Karel

[生]1860.12.27. ビンケー
[没]1937.5.25. プラハ
チェコスロバキアの政治家。ボヘミアの裕福な実業家の家庭に生れる。ドイツ,フランスに遊学ロシア人の実業家の娘と結婚。青年チェコ党に参加し,汎スラブ主義唱道内政においてはオーストリア=ハンガリー帝国をスラブ国家に転換し,外交においてはドイツ=オーストリア同盟をロシア=オーストリア同盟でもって代えることを主張した。 1918~19年に独立チェコスロバキアの初代首相となる。下野後も国民民主党の指導者として活躍したが,極端に非現実的で反動的な立場に固執したため,次第に影響力を失った。

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367日誕生日大事典 「クラマーシュ」の解説

クラマーシュ

生年月日:1860年12月27日
チェコスロバキアの政治家
1937年没

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