ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアン1世」の意味・わかりやすい解説
クリスティアン1世
クリスティアンいっせい
Christian I
[没]1481.5.21. コペンハーゲン
デンマーク王 (在位 1448~81) ,ノルウェー王 (在位 50~81) ,スウェーデン王 (在位 57~71) 。オルデンブルク伯ディートリヒの子として生れ,デンマーク王に迎えられて,オルデンブルク王家を開いた。カルマル同盟を再建して3国の王となるが,スウェーデン民衆は独立を要求し,1471年大ストゥーレの軍はデンマーク軍を破り,実質上カルマル同盟を離脱。一方,60年クリスティアン1世は,シュレースウィヒ=ホルシュタインの騎士団によってシュレースウィヒ公,ホルシュタイン伯に選ばれ,両地方がデンマーク領となる端緒となった。その称号も治世中にシュレースウィヒ=ホルシュタイン公と変更された。
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