現代外国人名録2016 「クリスボッティ」の解説
クリス ボッティ
Chris Botti
- 職業・肩書
- ジャズ・トランペット奏者
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1962年10月12日
- 出身地
- オレゴン州ポートランド
- 学歴
- インディアナ大学卒
- 受賞
- グラミー賞(最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞,第55回)〔2013年〕「インプレッションズ」
- 経歴
- クラシック・ピアノの先生であった母の影響で幼い頃からピアノを習う。10歳でトランペットを始め、マイルス・デービスに傾倒してプロのトランペット奏者を目指すようになった。高校卒業後、ジャズ教育の名門といわれるインディアナ大学に進み、トロンボーン奏者のデーブ・ベーカーらに師事。大学を卒業してからはニューヨークでウディ・ショー、ジョージ・コールマンらのバンドで活動。一方でピーター・ガブリエルをはじめとするロック・ミュージックに親しみ、アリフ・マーディン、ヒュー・パジャムらロック系の音楽プロデューサーの知遇を得てボブ・ディラン、アレサ・フランクリン、チャカ・カーン、カーリー・サイモン、ジョニ・ミッチェル、ビル・ブルーフォード、トニー・レビンらポップス・ロックの大物たちとも共演。1990年ポール・サイモンのバックバンドに抜擢、このときにマイケル・ブレッカー、スティーブ・ガッドらフュージョン系のミュージシャンと仕事をしたことが縁となり、’94年ブレッカー・ブラザーズのアルバム「アウト・オブ・ザ・ループ」で一部の楽曲の編曲及びプロデュースを手がけた。’95年アルバム「ファースト・ウィッシュ」でソロデビュー。’96年映画「Caught」の音楽を担当。’99年以降は元ポリスのスティングのバンドでも演奏している。2004年スティングやポーラ・コールらをゲストに迎えたジャズ・スタンダードのカバーアルバム「ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ」をリリース。2013年アルバム「インプレッションズ」でグラミー賞最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞。ハリウッドスター顔負けの端正なマスクで俳優としても活動する。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報