最新 地学事典 「クリノセム」の解説
クリノセム
clinothem
J.L.Rich(1951)が提唱した名称で,波浪作用限界水深と平坦な深い海底との中間の海底斜面域の環境(クリノ環境)のもとで形成された堆積物。Richによる判定基準は,「シルト質」岩石と泥岩との規則正しい互層が主体であること,流痕など混濁流を表す堆積構造があること,リップルマークなど水の動揺を示す堆積構造がないこと。なお,クリノ環境を示す海底部をクリノフォームと呼ぶ。
執筆者:礒見 博・久富 邦彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

