流痕(読み)りゅうこん(その他表記)current mark

最新 地学事典 「流痕」の解説

りゅうこん
流痕

current mark

水流侵食作用によってできた水底堆積物表面のえぐり跡およびこすり跡のすべて。流痕はスコアマークツールマークとに大別される。前者は,水流自体の侵食作用による海底の泥のえぐり跡で,フルートマークがその代表。後者は,水流により引きずり動かされる物体(貝殻・砂粒・礫など)が海底の泥の表面につくったこすり跡およびえぐり跡で,グルーブマークがその代表。ふつう,砂岩層の下底面上では,マークの鋳型(cast)のソールマークとしてみられる。タービダイト中に特徴的に多いが,他の型の堆積物にも認められる。流痕の大部分は,それらの形態的特徴が堆積物の流向を示し,古流系の復元に用いられる。

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参照項目:ソールマーク

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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岩石学辞典 「流痕」の解説

流痕

(1) 漣痕(ripple mark)と同義堆積岩の成層面上に見られる周期的な波型模様.(2) 潮汐の水が引いたことによって,水流の結果,水底で潮汐平底(tidal flat)の堆積物が浸食されて形成された不規則な窪地総称[Twenhofel : 1950].(3) cuspate ripple markと同義に用いられた[Kindle : 1917].cuspate ripple markは,魚の鱗が重なったように配列し,一つ一つが舌状の形をした舌状漣痕(linguoid ripple mark)と同義.(4) 流れによって形成された浸食構造の一般的な名称[Dzulynski & Walton : 1965].

流痕

乱流跡ともいい,乱流によってできた渦によって下位層の上部に掘り込まれた窪み.フルート(flute)やフルート・キャストflute cast)などと同義[Rich:1950].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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