20世紀西洋人名事典 「クリフォードオデッツ」の解説
クリフォード オデッツ
Clifford Odets
1906.7.18 - 1963.8.15
米国の劇作家。
フィラデルフィア生まれ。
両親はユダヤ系移民。ニューヨークの高校を中退し、俳優となる。1931年不況下に結成された進歩的な劇団「グループ・シアター」に所属。’35年タクシー運転手のストライキを主題に、映画のフラッシュ・バック技法を取り入れた「レフティを待ちつつ」が懸賞当選作となって上演される。同年ユダヤ人労働者を扱った「醒めて歌え」を発表。’37年の代表作「ゴールデン・ボーイ」は、’39年には映画化もされた。第二次大戦中は映画のシナリオを書き、’49年「大きなナイフ」で劇界に復帰し、’50年「田舎娘」を著す。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報