改訂新版 世界大百科事典 「クリューエフ」の意味・わかりやすい解説
クリューエフ
Nikolai Alekseevich Klyuev
生没年:1887-1937
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ロシアの詩人。農家に生まれ、ロシアを放浪。詩集『松の木の全鐘音』(1912)、『同朋(どうぼう)の歌』(1912)などで、分離派教徒の宗教詩、フォークロアの形式を取り入れ、農村ロシアを甘美に賛歌した。シンボリズムを経て新農民詩を唱え、初期のエセーニンほか農民詩人に影響を与えた。十月革命を歓迎しつつも未来のロシアに幻滅した。詩集はほかに『森の実話』(1913)、『第四のローマ』(1922)などがある。ソ連時代の1930年代初め、反動詩人としてシベリアに追放された。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
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