クレバネット(読み)くればねっと(その他表記)cravenette

デジタル大辞泉 「クレバネット」の意味・読み・例文・類語

クレバネット(Cravenette)

製造元英国のクレバネット社の名から》防水加工を施してある薄手の梳毛そもう織物。または、ギャバジン。レインコート用。クレバ。商標名。

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精選版 日本国語大辞典 「クレバネット」の意味・読み・例文・類語

クレバネット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Cravanette イギリスのクレバネット社の防水毛織物の商標名から ) 防水加工をした布地総称日本では、地のつまった霜降りギャバジン、または、レインコート用のギャバジンをさす。〔改訂増補や、此は便利だ(1918)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレバネット」の意味・わかりやすい解説

クレバネット
くればねっと
cravenette

薄手梳毛(そもう)織物に防水加工を施したものの商標名である。イギリスの、ブラッドフォード・アソシエーションBradford Dyer's Association Ltd.が開発したもので、普通ギャバジンに加工されるため、日本では、防水加工を施さないギャバジンまでも、クレバネットあるいはクレバとよぶこともある。組織は2/2の綾(あや)組織からなり、杢糸(もくいと)による霜降りのものと、後染めのものとがある。レインコート地や合オーバー地などに多く使われている。

[角山幸洋]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クレバネット」の意味・わかりやすい解説

クレバネット
cravenette

梳毛 (そもう) 織物の一種経糸密度緯糸よりも高い斜文織となっているのが特色。レインコートなどに使用

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