日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレモナ派」の意味・わかりやすい解説 クレモナ派くれもなは バイオリン属楽器製作の流れの一つ。北イタリアのクレモナは、16世紀なかばから、アマーティ兄弟によってその一大中心地となった。以後18世紀にかけて、世界的に有名なストラディバリ、グアルネリ一族などが現れ、クレモナ派とよばれた。彼らの製作になるバイオリンは最高級の名器とされ、今日にまで影響を与えている。[今谷和徳][参照項目] | アマーティ | グアルネリ | ストラディバリ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「クレモナ派」の意味・わかりやすい解説 クレモナ派 (クレモナは) 北イタリアのポー川沿いのクレモナで,16~18世紀に活躍したバイオリン属の弦楽器製作者の総称。その基礎を築いたのはA.アマーティである。彼の子孫およびグアルネリ,ストラディバリ,F.ルジエーリなどの一族は最高級のバイオリンを多数生み出した。なかでも巨匠A.ストラディバリは標準型バイオリンを完成し,のちの製作に決定的な影響を与えた。執筆者:片山 千佳子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by