クロモグリク酸ナトリウム内服剤(読み)クロモグリクサンナトリウムナイフクザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説

クロモグリク酸ナトリウム内服剤

製品名
インタール(サノフィ)
クロモグリク酸Na吸入液(沢井製薬
クロモグリク酸Na小児用(辰巳化学、日本ジェネリック)
ステリ・ネブ クロモリン吸入液(武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、アルフレッサファーマ)
リノジェット吸入液(共和薬品工業)

 吸入液は気管支喘息ぜんそくに、外用末は気管支喘息アレルギー性鼻炎の治療に、細粒食物アレルギーに基づくアトピー性皮膚炎の治療に使用されます。


 点眼剤点鼻剤も参照してください。


 発疹ほっしんなどの過敏症状、気管支けいれん、PIE症候群(発熱、せき、たんなど)、アナフィラキシーが現れることがあります。このような症状が現れたときは使用を止め、すぐ医師に相談してください。


 吐き気、のどの刺激感、下痢、腹痛などが現れることがあります。このような症状が現れたときは医師に相談してください。


①いろいろな剤型があり、薬によって使用法が異なりますから、医師・薬剤師の指示をよく聞き、きちんと守ってください。


 1日の使用回数、使用量、使用時間については医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。


 細粒は、1日3~4回、食前及び就寝前に服用するのが原則です。服用するときは少量の水またはお湯で溶かして飲んでください。


 エアゾル剤は、容器をよく振って中の薬をよく混ぜ、十分に息を吐き出したあとにアダプターを口にくわえ、息を吸い込むと同時に噴霧してください。


 このとき薬が目に入らないようにしてください。噴霧剤・エアゾル剤の使用法


 エアゾル剤を過量に使用すると、副作用が現れやすくなるので注意してください。


 吸入剤はアンプル剤で、電動式ネブライザーを用いて吸入します。カプセル剤も専用の吸入器具を用いて吸入します。


②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質や、現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。


妊婦あるいは現在妊娠している可能性のある人は、使用できないことがあります。また、この薬で過去に過敏症状をおこしたことがある人は使用できません。必ず医師にその旨を相談してください。


④この薬で症状が軽減しても、アレルゲンとなる食品の除去療法は続けるようにしてください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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