抗アレルギー点眼剤(読み)コウアレルギーテンガンザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「抗アレルギー点眼剤」の解説

抗アレルギー点眼剤

製品名
《アシタザノラスト水和物製剤》
ゼペリン(興和創薬、わかもと製薬)
《アンレキサノクス製剤》
エリックス(千寿製薬、武田薬品工業)
《イブジラスト製剤》
ケタス(杏林製薬、千寿製薬、武田薬品工業)
《オロパタジン塩酸塩製剤》
パタノール(日本アルコン、協和キリン)
《レボカバスチン塩酸塩製剤》
リボスチン(参天製薬、日本新薬、ヤンセンファーマ)
レボカバスチン(テイカ製薬、千寿製薬、武田薬品工業、沢井製薬、ファイザー、富士フイルムファーマ、コーアイセイ、興和、興和創薬)
レボカバスチン塩酸塩(日東メディック、東亜薬品、わかもと製薬、三和化学研究所)
《クロモグリク酸ナトリウム製剤》
アルギノン(東亜薬品、日東メディック)
インタール(サノフィ)
インタールUD(サノフィ)
オフタルギー(日新製薬)
クモロール(ニッテン、日本点眼薬研究所)
クモロールPF(日本点眼薬研究所)
クールウェイ(髙田製薬)
クロモグリク酸Na(日新製薬、マイラン製薬、ファイザー)
クロモフェロン(千寿製薬、武田薬品工業)
クロモリーク(テイカ製薬、サンド、興和創薬、日東メディック)
シズレミン(コーアイセイ)
ノスラン(科研製薬)
トーワタール(東和薬品)
ミタヤク(キョーリンリメディオ、富士フイルムファーマ、杏林製薬、日医工、日本ジェネリック)
ルゲオン(わかもと製薬)
《シクロスポリン製剤》
パピロックミニ(参天製薬)
《タクロリムス水和物製剤》
タリムス(千寿製薬、武田薬品工業)
《トラニラスト製剤》
アレニスト(東亜薬品、日東メディック)
トラニラスト(テイカ製薬、日本ジェネリック、沢井製薬、富士フイルムファーマ、シオノケミカル、武田テバファーマ、興和創薬)
トラメラス(ニッテン、日本点眼薬研究所)
トラメラスPF(日本点眼薬研究所)
リザベンキッセイ薬品工業
《ケトチフェンフマル酸塩製剤》
ケトチフェン(武田テバ薬品、本草製薬、東亜薬品、武田テバファーマ、日本ジェネリック、長生堂製薬、日医工、日新製薬、沢井製薬、わかもと製薬)
ケトチフェンPF(日本点眼薬研究所)
ザジテン(日本アルコン)
スプデル(東和薬品)
セキトン(キョーリンリメディオ、富士フイルムファーマ、杏林製薬、興和創薬、日本ジェネリック)
フサコール(メディサ新薬、日東メディック)
フマルトン(ニッテン、日本点眼薬研究所)
ベナンザ(コーアイセイ)
マゴチフェン(鶴原製薬)
《ペミロラストカリウム製剤》
アラジオフ(キョーリンリメディオ、杏林製薬、日東メディック)
アレギサール(参天製薬)
ペミラストン(アルフレッサファーマ)
ペミリドン(テイカ製薬、東和薬品)
《エピナスチン塩酸塩製剤》
アレジオン(参天製薬)

 アレルギーの原因物質であるヒスタミンロイコトリエンなどの発生を抑える作用があり、アレルギー性結膜炎花粉症春季カタルなどの治療に使われます。


 タクロリムス水和物製剤は、通常の抗アレルギー剤が効果不十分な場合に使用します。


 目の刺激感、眼瞼炎がんけんえん、眼瞼皮膚炎、目のかゆみ、結膜炎、目やになどが現れることがあります。


 シクロスポリン製剤では、目の乾燥、流涙、角膜の浮腫・びらん・潰瘍、眼瞼炎、刺激感、結膜充血、ヘルペス角膜炎、麦粒腫、細菌性結膜炎・角膜炎、臨床検査値異常などが現れることがあります。


 タクロリムス水和物製剤では、目の異常感、咽喉頭痛、好中球減少、手指のしびれ、肝機能障害などが現れることがあります。


 オロパタジン塩酸塩製剤では、ALT上昇、結膜出血、流涙、眼瞼浮腫などが現れることがあります。


 レボカバスチン塩酸塩製剤では、眼刺激、角膜障害、結膜充血、眼球乾燥、流涙、血管神経性浮腫、接触皮膚炎、頭痛、ねむけなどが現れることがあります。こうした症状が現れたら、医師に相談してください。


 クロモグリク酸ナトリウム製剤では呼吸困難やじんましんなどのアナフィラキシー様症状が、レボカバスチン塩酸塩製剤ではショックやアナフィラキシーが現れることがあります。使用を中止して、ただちに医師に相談してください。


①点眼剤です。1日の使用回数、1回の使用量など、医師・薬剤師の指示を守り、正しく使用してください。


②点眼液を使用するときは、容器の先端がまぶたやまつげに触れないようにしてください。


問診の際にあらかじめ、持病・アレルギー・現在使用中の薬の有無などを医師に報告してください。レボカバスチン塩酸塩製剤では、オキシメタゾリン塩酸塩との併用で薬の効果が減弱することがあります。シクロスポリン製剤タクロリムス水和物製剤では、眼に感染症がある人は使用できません。タクロリムス水和物製剤は、妊娠中や妊娠の可能性のある人には使用できません。


 これまでにこれらの薬で過敏症状をおこしたことのある人、眼感染症のある人、妊婦あるいは現在妊娠する可能性のある人には、使用できないことがあります。必ず医師にその旨を報告してください。


トラニラスト製剤は、冷蔵庫での保管は避けてください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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