法則の辞典 「クーロンの土圧論」の解説 クーロンの土圧論【Coulomb's earth pressure theory】 フランスのクーロンによって1773年に提唱された考え方で,土楔論ともいう.クーロンは擁壁に加わる土圧の問題を解くのに際して,滑り面を直線と仮定し,擁壁に向かって滑り落ちようとする土の形を三角形(つまりくさび形)とした.これは土のくさびが擁壁に向かって落ち込む状態(主働状態),または逆に押し上げられる状態(受動状態)のときの力の釣合状態から,擁壁に作用する力を求めるものである.クーロンの土圧公式*も参照. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報