20世紀西洋人名事典 「グラジナバツェヴィチ」の解説
グラジナ バツェヴィチ
Grażyna Bacewicz
1909.2.5.(1913.説有り) - 1969.1.17
ポーランドの作曲家,ヴァイオリン奏者。
ウィチ生まれ。
ワルシャワ音楽院でシコルスキに作曲を、ヤジェンブスキにヴァイオリンを学び、さらにブーランジェに作曲を師事。1935年からヨーロッパ各地でヴァイオリン奏者として活躍し、同時に新古典主義の手法で「バイオリン協奏曲第3番、第4番」(’48年、58年)、「第2交響曲」(’50年)等表情豊かな作品を書いた。「弦楽4重奏曲6番」(’59年)頃からセリエルの手法を取り入れ、「ヴィオラ協奏曲」(’68年)では調性の世界を超えた作品を書く。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報