グリコ・森永脅迫事件

共同通信ニュース用語解説 「グリコ・森永脅迫事件」の解説

グリコ・森永脅迫事件

1984年3月18日に兵庫県西宮市で発生した江崎グリコ社長だった江崎勝久えざき・かつひさ氏誘拐に始まり、「かい人21面相」を名乗る犯人グループが食品会社を次々と脅迫した事件警察庁が広域重要114号事件に指定した。犯人は店頭に青酸入り菓子をばらまくなど企業を脅迫する一方で「けいさつの あほども え」などと警察を挑発する挑戦状をマスコミに送るなどして、事件は「劇場型犯罪」と称された。85年8月の終結宣言を最後に犯人の動きが止まった。一連の事件は2000年2月までに時効を迎え、未解決のままとなっている。

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