20世紀西洋人名事典 「グリゴリイジノビエフ」の解説
グリゴリイ ジノビエフ
Grigori Evseevich Zinoviev
1883 - 1936
ソ連の革命家,政治家。
ペトログラード・ソビエト議長,コミンテルン議長。
本名グリゴリイ ラドムイスルスキー。
1901年ロシア社会民主労働党に入り、’06年サンクト・ペテルブルク・ボリシェヴィキ委員会の委員を務め、’07年党中央委員会委員となり、’08年亡命地でレーニンの片腕として活躍する。’17年帰国し、革命後ペトログラード・ソビエト議長やコミンテルン議長を務め国際革命運動を指導する。’23年三人組を形成し反トロツキー闘争を繰り広げ、’25年にはスターリンに反対して新反対派を形成する。その後除名、復党を繰り返し’34年キーロフ暗殺事件で逮捕され、’36年「テロリスト・センター」組織で処刑される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報