ぐりはま(読み)グリハマ

デジタル大辞泉 「ぐりはま」の意味・読み・例文・類語

ぐり‐はま

《「はまぐり」の「はま」と「ぐり」を逆さにした語》物事手順結果が食い違うこと。ぐれはま。「何もかもぐりはまになる」
「おめえ達の奇談は、いつでも―、とんちんかんだから」〈魯文西洋道中膝栗毛

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぐりはま」の意味・読み・例文・類語

ぐり‐はま

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はまぐり(蛤)」の「はま」と「ぐり」を逆にした語 )
  2. かわりばえのしないこと。たいした違いがないこと。ぐりはまはまぐり。
    1. [初出の実例]「同じ者の心ぞはまぐりぐりはまの心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)二六)
  3. 物事の手順、結果がくいちがうこと。意味をなさなくなること。ぐりはまはまぐり。ぐれはま。ぐれはまぐり。
    1. [初出の実例]「連歌にては芋のやまとて大きにきらふ。俳諧にてはくりはまといふ也」(出典:俳諧・破邪顕正(1679))

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