破邪顕正(読み)ハジャケンショウ

デジタル大辞泉 「破邪顕正」の意味・読み・例文・類語

はじゃ‐けんしょう〔‐ケンシヤウ〕【破邪顕正】

仏語邪説邪道を打ち破って、正しい道理を明らかにすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「破邪顕正」の意味・読み・例文・類語

はじゃ‐けんしょう‥ケンシャウ【破邪顕正】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。邪説・邪道など、誤ったとらわれをうち破り、正しい道理をあらわすこと。特に三論宗では破邪がそのまま顕正であると説く。転じて、一般に不正を打破して、正義をあらわすこと。破顕。
    1. [初出の実例]「破邪顕正を標榜する書物」(出典:るしへる(1918)〈芥川龍之介〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「破邪顕正」の解説

破邪顕正

仏教で、邪説・邪道など、誤ったとらわれをうち破り、正しい道理をあらわすこと。転じて、一般に不正を打破して、正義をあらわすこと。

[使用例] こういう破邪顕正を標榜する書物の性質上[芥川龍之介*るしへる|1918]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「破邪顕正」の意味・わかりやすい解説

破邪顕正
はじゃけんしょう

仏教用語。誤った見解教え,とらわれを退けて,仏教の正しい見解,実践,教えをあらわし示すこと。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android