グリューンウェーデル(その他表記)Grünwedel, Albert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グリューンウェーデル」の意味・わかりやすい解説

グリューンウェーデル
Grünwedel, Albert

[生]1856.7.31. ミュンヘン
[没]1935.10.28. レンググリース
ドイツの人類学者。ミュンヘン大学考古学,言語学を修め,チベット学,インド美術史を専門とし,ことに仏教美術造詣が深かった。中央アジアの探検家としても著名。 1902~03年トゥルファン,クチャ地方で,05~07年トゥルファン,カラシャール地方で発掘,探査を行い,古文書壁画,民俗資料などを収集し,『シナ・トルキスタン地方における古代仏教祠堂』 Altbuddhistische Kultstätten in Chinesische-Turkestan (1912) ,『古庫車』 Alt Kutschaなどの詳細な調査報告を発表した。 04年以来ミュンヘン民族博物館館長。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android