ケゴンアカバナ(読み)けごんあかばな

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケゴンアカバナ」の意味・わかりやすい解説

ケゴンアカバナ
けごんあかばな / 華厳赤花
[学] Epilobium amurense Haussk.

アカバナ科(APG分類:アカバナ科)の多年草。茎は高さ10~50センチメートル。茎には縦に走る明らかな2稜(りょう)があり、その上に長い屈毛が生える。葉は先が鋭くとがり、花は淡紅色子房には腺毛(せんもう)がある。イワアカバナに似るが、本種は茎に稜があり2列の毛が生える点で異なる。北海道、本州四国山地の湿った所に生え、樺太(からふと)(サハリン)、千島アムール台湾、中国などに分布する。

[小林純子 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android