ケツ・カツ・たてふだ・くい

普及版 字通 の解説


13画

[字音] ケツ・カツ
[字訓] たてふだ・くい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は曷(かつ)。は屍骨の象である(かい)に対して、祝詞(曰(えつ))を加えて祈り、その呪霊を呵して呪詛(じゆそ)を行う意。〔周礼、秋官、氏(さし)〕に「路に死するるときは、則ち埋めてを置かしむ」という規定があって、行き倒れの道(どうきん)のために墓表を立てる。これはその怨霊を鎮めるためであろう。〔説文〕六上に「なり」とは、その立札の意。は人を(はりつけ)にする意であるが、また鶏のとまり木の意があり、表木であるとその形が似ている。はまた(ちよ)・著ともいい、著は名札をいう。古くはにその罪状などをしるした。のち棺を墓中におろすとき、紐を通して用いる石柱を碣といい、その伝記行状をしるして、碑碣という。

[訓義]
1. たてふだ、表識・掲示のために立てる。もと墓標。
2. くい。
3. 楽器。の類。
4. 白木の豆(たかつき)。

[古辞書の訓]
字鏡集 ツカ

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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