最新 地学事典 「ケナガマンノス」の解説
ケナガマンモス
ケナガマンノス
学◆Mammuthus primigenius 英◆Wooly mammoth
ゾウ科マンモス属の主要な種の中では最後に現れた種で,長い毛に覆われていたことで有名。第3大臼歯の主咬板数は上・下ともに23以上。約50万年前,東シベリアでステップマンモスから進化したとされる(A.M.Lister et al. 2001)。ユーラシア北部~北米北部に広がっていた,マンモスステップと呼ばれる寒冷で乾燥した草原地帯に広く分布。日本へは最終氷期の前半に北海道に渡来。ほとんどの地域では更新世の終わりころまでに絶滅したが,北極海のウランゲリ島やタイミル半島など一部地域では,約4,000年前まで生き残っていた。永久凍土からは,冷凍個体が発掘されることがある。
執筆者:樽野 博幸
参照項目:ステップマンモス
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

