ケネル(その他表記)Quesnel, Pasquier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケネル」の意味・わかりやすい解説

ケネル
Quesnel, Pasquier

[生]1634.7.14. パリ
[没]1719.12.2. アムステルダム
フランスのヤンセニウス派神学者。オラトリオ会に入り,学生の指導にあたる。ジャンセニズム的見解のために迫害され,初めブリュッセルに,次いでオランダに逃れた。その主著新約聖書の道徳的省察』 Le Nouveau Testament en français,avec des réflexions morales sur chaque verset (1687) は多くの版を重ねたが,クレメンス 11世の回勅ウニジェニツス」 (1713) によって断罪された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む