ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オラトリオ会」の意味・わかりやすい解説
オラトリオ会
オラトリオかい
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祈りと司牧に献身するために共同生活をするカトリック教区司祭会で,イタリア・オラトリオ会とフランス・オラトリオ会がある。前者は1552年ローマでネリFilippo Neri(1515-95)の指導の下に結成され,75年教皇グレゴリウス13世による認可後各国に発展した。後者はイタリアの模範に従って1611年ベリュルPierre de Bérulle(1575-1629)によってパリに創立された。共に主として聖職者の養成や青少年教育に奉仕し,神学や聖歌の発展に尽力している。
執筆者:鈴木 宣明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…このころ静寂主義と呼ばれる神秘主義が盛んになり,アビラのテレサや十字架のヨハネがその先頭に立った。この運動はイタリアに伝播して〈オラトリオ運動〉(オラトリウムは祈りの家で,ここではミサは行われない)を起こし,オラトリオ会,サレジオ会などを創設した。これらは厳格な会則をもつ修道会ではなく,社会的活動をめざす共同体である。…
※「オラトリオ会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」