ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ケンブリッジ・プラトニストCambridge Platonists 17世紀中頃から 18世紀初めにかけてケンブリッジ大学を中心に活躍した哲学者,モラリスト,神学者たちをいう。代表者は B.ウィッチコート,R.カドワース,H.モーア,J.スミスなどである。プラトンの思想を新プラトン主義の観点から解釈したいわゆるルネサンスのプラトニズムに依拠したためにケンブリッジ・プラトニストといわれたが,観念論の立場に立ち,当時支配的であったホッブズの経験論とカルビニズムとに反対した。経験主義への批判という点ではデカルトから多くを学んだが,しかし彼の機械論的考え方には反対した。理神論の先駆者たち。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by