現代外国人名録2016 「ケンローチ」の解説
ケン ローチ
Ken Loach
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1936年6月17日
- 出生地
- ウォーリックシャー州ナニートン
- 本名
- ローチ,ケネス〈Loach,Kenneth〉
- 学歴
- オックスフォード大学(法律)卒
- 受賞
- カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリ(第17回)〔1970年〕「ケス」,カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞(第32回・48回)〔1979年・1995年〕「ブラック・ジャック」「大地と自由」,カンヌ国際映画祭審査員特別賞(第46回)〔1993年〕「レイニング・ストーンズ」,ベネチア国際映画祭特別功労賞(第51回)〔1994年〕,ヨーロッパ映画賞最優秀作品賞〔1995年〕「大地と自由」,ベネチア国際映画祭プレジデント金メダル賞(第53回)〔1996年〕「カルラの歌」,ベネチア国際映画祭国際映画批評家連盟賞(第59回)〔2002年〕「“11’09”01」,世界文化賞(演劇・映像部門,第15回)〔2003年〕,カンヌ国際映画祭パルムドール〔2006年〕「麦の穂をゆらす風」,カンヌ国際映画祭全キリスト教協会賞(第62回)〔2009年〕「エリックを探して」,カンヌ国際映画祭審査員賞(第65回)〔2012年〕「天使の分け前」
- 経歴
- 大学時代は演劇サークルに所属し、空軍に従軍後、俳優として活動。1961年ノーザンプトン劇団に演出補佐として参加。’63年BBCに入社、「Diary of A Yong Man」(’64年)などのテレビ映画を撮った後、’67年「夜空に星のあるように」で劇場用映画デビュー。’69年プロデューサーのトニー・ガーネットとケストレル・フィルムズを設立。同年「ケス(結晶体)」(カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭グランプリ)、’93年「レイニング・ストーンズ」(カンヌ国際映画祭審査員特別賞)など、主に労働者階級の人々の姿を見つめた作品を発表。2006年「麦の穂をゆらす風」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。他の映画作品に「家庭生活」(’71年)、「ブラック・ジャック」(’79年)、「祖国」(’86年)、「ブラック・アジェンダ/隠された真相」(’90年)、「リフ・ラフ」(’91年)、「レディバード・レディバード」(’94年)、「大地と自由」(’95年)、「カルラの歌」(’96年)、「マイ・ネーム・イズ・ジョー」(’98年)、「ブレッド&ローズ」(2000年)、「“11’09”01」(2002年)、「SWEET SIXTEEN」(2003年)、「やさしくキスをして」(2004年)、「明日へのチケット」(共同監督,2005年)、「この自由な世界で」(2007年)、「エリックを探して」(2009年)、「ルート・アイリッシュ」(2010年)、「天使の分け前」(2012年)などがある。2003年世界文化賞受賞を機に来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報