デジタル大辞泉 「ケーペニックの大尉」の意味・読み・例文・類語 ケーペニックのたいい〔‐のタイヰ〕【ケーペニックの大尉】 《原題、〈ドイツ〉Der Hauptmann von Köpenick》ツックマイヤーの戯曲。3幕。1931年初演の社会風刺劇。1906年に起きた詐欺事件を題材とする。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーペニックの大尉」の意味・わかりやすい解説 ケーペニックの大尉ケーペニックのたいいDer Hauptmann von Köpenick ドイツの戯曲。喜劇。3幕。 C.ツックマイアー作。 1906年に実際に起ったにせ大尉事件に基づいて,軍服という外形を前にすると,いかなる命令にも疑念をいだかずに服従する人間の弱点を描いた風刺喜劇。 31年ベルリンで W.クラウスの主演で上演され,映画化 (1931) もされたが,ドイツ軍国主義を揶揄しているため,33年に上演を禁止され,ツックマイアーもオーストリアおよびスイスへの亡命を余儀なくされた。第2次世界大戦後は日本を含む多くの国で上演されており,56年には再び映画化も行われた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by