20世紀西洋人名事典 の解説
ゲルハルト.W. シュトルツェ
Gerhard Wolfgang Stolze
1926.10.1 - 1979.3.11
ドイツのテノール歌手。
デッサウ生まれ。
戦後舞台俳優として出発したが、後に歌手を志し、ドレスデンでルドルフ・ディトリヒらに師事する。1950年ドレスデン歌劇場でデビューし、翌’51年以後バイロイト音楽祭の常連となり、とくに「ニーベルンゲンの指輪」のミーメは非常な好評を得た。’53〜61年ベルリン国立劇場に、’61年からはウィーン国立劇場に所属し、また、パリ、ニューヨークなどの世界各地の劇場に客演している。「魔笛」のモノスタトスなどの性格的な歌唱を得意とし、現代作曲家によるオペラでも名声を得、ガルミッシュ・パルテンキルヘンで死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報