コウジ酸(読み)コウジサン

化学辞典 第2版 「コウジ酸」の解説

コウジ酸
コウジサン
kojic acid

5-hydroxy-2-hydroxymethyl-4H-pyran-4-one.C6H6O4(142.11).Aspergillus属,Penicillium属などの糸状菌によって種々の炭水化物から生成され(コウジ酸発酵),酸性にした培養液エーテル抽出物から銅塩として単離される.柱状晶融点152 ℃.水,エタノール,酢酸エステルに可溶.弱い抗菌力をもち,各種の金属塩をつくるので分析用試薬に用いられる.[CAS 501-30-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コウジ酸」の意味・わかりやすい解説

コウジ酸
コウジさん
kojic acid

5-ヒドロキシ-2- (ヒドロキシメチル) -4H-ピラン-4-オンのこと。コウジ菌から発見され,コウジ酸発酵によって得られる無色柱状晶。融点 152℃。鉄 (III) の検出定量試薬に用いられる。

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