日本大百科全書(ニッポニカ) 「コオバシギ」の意味・わかりやすい解説 コオバシギこおばしぎ / 小尾羽鷸knot[学] Calidris canutus 鳥綱チドリ目シギ科の鳥。北半球の極北地で繁殖し、冬は南へ移動、オーストラリアにまで渡るものもある。日本には数少ない旅鳥として渡来する。全長約24.5センチメートル、翼長約16センチメートル、体の上面は灰色で、下面は夏羽では橙赤(とうせき)色、冬羽では白くて淡灰褐色の斑点(はんてん)がある。海岸の干潟、入り江などで小動物をとる。オバシギの群れの中にいることが多く、日本では数十羽以上のコオバシギの群れがみられたという記録はない。[高野伸二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例