ことさえく

精選版 日本国語大辞典 「ことさえく」の意味・読み・例文・類語

こと‐さえく‥さへく

  1. ( 「こと」は「言」。「さえく(さへく)」はやかましくしゃべる意か ) 外国人のことばがわかりにくく、やかましく聞こえるところから、よくしゃべる意で、「韓(から)」「百済(くだら)」と同音語を持つ地名「からの崎」「くだらの原」にかかる。→さいずるやさいずらう
    1. [初出の実例]「つのさはふ 石見(いはみ)の海の 言佐敝久(ことサヘク)(から)の崎なる 隠磯(いくり)にそ 深海松(ふかみる)(お)ふる 荒磯(ありそ)にそ 玉藻は生ふる」(出典万葉集(8C後)二・一三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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