化学辞典 第2版 「コネシン」の解説
コネシン
コネシン
conessine
C24H40N2(356.59).ネリイン(neriine),ロケシン(roquessine)ともいう.ガガイモ科低木Holarrhena antidysentericaの枝皮および根皮に含有されるステロイドアルカロイド.クルチアルカロイドの一つでもある.無色の板状結晶.融点127~129 ℃.+25°(エタノール).アメーバ赤痢の治療に用いられ,エメチンに比べておう吐の副作用がない.抗菌性がある.ピクリン酸塩は黄色の針状晶.融点222~224 ℃.[CAS 546-06-5]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報