コピアポ石(読み)コピアポせき

最新 地学事典 「コピアポ石」の解説

コピアポせき
コピアポ石

copiapite

化学組成鉱物。葉緑ばんとも。三斜晶系,空間群,格子定数a0.7337nm, b1.876, c0.7379, α91.46°,β102.18°,γ98.95°, 単位格子中1分子含む。薄い板状結晶,ふつう片状結晶の皮殻~土状集合。金黄~黄~橙黄色,また黄緑~オリーブ緑色,透明~半透明真珠光沢劈開{010}に完全,{101}に不完全。硬度2.5~3,比重2.1。薄片では無~黄~黄緑色,多色性。屈折率α1.509~1.546, β1.532~1.550, γ1.577~1.597, 2V(+)52°~73°, 光分散r>υ。コピアポ石グループの一般式はと表され,AにはMg, Ca, Fe2, Cu, Znが,A′にはAl, Fe3が入る。現在までコピアポ石以外6種類(Al2/3:aluminocopiapite, Ca:calciocopiapite, Cu:cuprocopiapite, :ferricopiapite, Mg:magnesiocopiapite, Zn:zincocopiapite)知られているが,互いに固溶体を形成,屈折率などの光学データは互いの区別の明確化前のものが多く,必ずしも狭義のコピアポ石のものとは限らない。黄鉄鉱や鉄の硫化物の酸化によって各種岩石の表面や割れ目に緑ばんなどの含水硫酸塩鉱物とともに生成。日本ではフェリコピアポ石のみが秋田県鹿角市尾去沢鉱山などから産出。名称は原産地チリCopiapóに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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