コブヤハズカミキリ(その他表記)Mesechthistatus binodosus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コブヤハズカミキリ」の意味・わかりやすい解説

コブヤハズカミキリ
Mesechthistatus binodosus

鞘翅目カミキリムシ科。体長 24~26mm。体は黒ないし黒褐色で,全体が褐色の鱗毛におおわれる。上面は小顆粒があってあらく,上翅基部に光沢のある黒色卵形の瘤が1個ずつある。翅端は鋭くとがって後方にとげ状に伸びる。触角の長さは,雌では体長の 1.3倍,雄では2倍近い。後翅を欠き,移動力が弱いので地域変異が著しく,多くの亜種に分けられているほか,近似の別種が認められる。本州に産する。

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「コブヤハズカミキリ」の解説

コブヤハズカミキリ
学名:Mesechthistatus binodosus

種名 / コブヤハズカミキリ
目名科名 / コウチュウ目|カミキリムシ科
解説 / 成虫で越冬し、翌年の夏まで生きます。
体の大きさ / 14~23mm
分布 / 本州(中部地方以北)
成虫出現期 / 8~10月に羽化
幼虫の食べ物 / 広葉樹

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世界大百科事典(旧版)内のコブヤハズカミキリの言及

【カミキリムシ】より

…ヨツスジハナカミキリ(イラスト)などハナカミキリ類は花に飛来し,花粉やみつを食する。カミキリムシ科は一般によく飛翔(ひしよう)するが,コブヤハズカミキリ類のように後翅が退化して飛べないものもいる。カミキリムシ科には擬態や保護色で天敵の目を逃れていると思われるものが少なくない。…

※「コブヤハズカミキリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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