コンスタンチーンポベドノスツェフ(その他表記)Konstantin Petrovich Pobedonostsev

20世紀西洋人名事典 の解説

コンスタンチーン ポベドノスツェフ
Konstantin Petrovich Pobedonostsev


1827.11.10 - 1907.3.10
ソ連(ロシア)の政治家,思想家。
元・元老院議員,元・国家評議会議員。
ロシア生まれ。
卒業後、官吏として元老院事務局に勤務。1860〜65年モスクワ大学法律学教授。1868年から元老院議委員。1872年国家評議会議員。1880〜1905年宗務院長。ロシアにとって必要な物は国家と教会の一体化であるとして、ブルジョア的改革、西欧文化の輸入に反対アレクサンドル3世、ニコライ2世の傳育の任に当たり、思想的影響を与える。1881年4月29日専制政治強化に関する布告起草。宗務院長として、分離派教徒の弾圧政策など「大審問官」と呼ばれ恐れられた。その後徐々に力を失い、1905年「10月宣言」の後、政界から退く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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