現代外国人名録2016 「コンドリーザライス」の解説
コンドリーザ ライス
Condoleezza Rice
- 職業・肩書
- 国際政治学者 スタンフォード大学フーバー研究所上級研究員・政治科学教授 元米国国務長官,元米国大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1954年11月14日
- 出生地
- アラバマ州バーミンガム
- 学歴
- デンバー大学〔1974年〕卒,ノートルダム大学大学院〔1975年〕修士課程修了
- 学位
- Ph.D.(デンバー大学)〔1981年〕
- 経歴
- アフリカ系。人種差別が激しかったアラバマ州に生まれるが、父は牧師、母は音楽教師という恵まれた家庭に育つ。ピアニストを目指したが、15歳でデンバー大学に飛び級入学し音楽を専攻する。そこでチェコの亡命外交官だったオルブライト元国務長官の父、ジョセフ・コルベル教授に出会い、外交専門家の道に進む。1981年からスタンフォード大学教授を務め、レーガン政権下の’86年米国国防総省統合参謀本部に勤務。’89〜91年ブッシュ政権の国家安全保障会議(NSC)ソ連・東欧担当上級部長。’91年スタンフォード大学に戻り最年少、女性初、白人以外初の同大事務局長に。’98年ブッシュJr.テキサス州知事の外交顧問を務める。2001年1月ブッシュJr.大統領就任に伴い、アフリカ系女性として初めて国家安全保障担当の大統領補佐官に就任。ブッシュ政権の外交政策の最高責任者として同時多発テロ事件後のアフガニスタン戦争やイラク戦争などを強硬に推進した。2004年11月パウエル国務長官の辞任を受けアフリカ系女性として初めて国務長官に指名され、2005年1月就任。2009年1月退任。2009年よりスタンフォード大学フーバー研究所公共政策上級研究員兼政治科学教授。自他ともに認める欧州・ロシア通として知られる。著書に「Uncertain Allegiance:The Soviet Union and the Czechoslovak Army」(1984年)、「Extraordinary People:A Memoir of Family」(2010年)、「ライス回顧録―ホワイトハウス 激動の2920日」(2011年)など。ピアノの名手でもある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報