デジタル大辞泉 「アラバマ州」の意味・読み・例文・類語 アラバマ(Alabama) 米国南東部の州。州都モントゴメリー。綿花栽培・牧畜が盛ん。鉄鉱石を産し、工業も行われる。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラバマ州」の意味・わかりやすい解説 アラバマ〔州〕アラバマAlabama アメリカ合衆国南部にある州。州都モントゴメリー。 16世紀初めにスペイン人が探検し,その後フランス,スペイン,イギリスの間で領有争いが続いた。 1819年に第 22番目の州として編入された。北はテネシー州,東はジョージア州,南はフロリダ州とメキシコ湾,さらに,西はミシシッピ州とその境界を接している。北部は変化に富み,アパラチア山系やテネシー州に続く起伏の大きいカンバーランド高原が入込み,テネシー河谷が高原を東西に横断している。中部は「ブラックベルト」と呼ばれる黒土帯で,そこからメキシコ湾にかけての南部には海岸平野が広がる。気候は温和で,北部でも降雪は年に1,2回程度。年降水量は多く,1300~1500mm。植民地時代から重要な綿花地帯であったが,近年その栽培面積は著しく減少し,テネシー河谷やブラックベルトでウシの飼養が盛んに行われるようになった。第2次世界大戦後の工業の発展はめざましく,鉄鋼を中心とした金属工業をはじめとして繊維,化学,食料品,パルプ,紙,衣服,ゴム,プラスチック製品,金属製品,印刷,出版,鉄道車両などがあったが,1970年代以降,鉄鋼生産は減少傾向を示している。鉱産物としては石炭,鉄鉱石が多く,シラコーガ付近には世界最大級の埋蔵量を誇る大理石がある。おもな都市はバーミングハム,モビールなど。面積 13万3905km2。人口 477万9736(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報