最新 地学事典 「コンボウガキ」の解説
コンボウガキ
学◆Konbostrea
日本の 東北地方沿岸部からロシアのサハリンにかけての,上部白亜系から産する二枚貝のカキの一種。著しく伸びた形態をもち,最大で長さ1mに達する。軟体部は殻の腹縁側にあり,殻頂側にはチョーク層を沈殿させている。殻頂を下にして,直立した姿勢で密集した自生の化石が発見されており,こうした生息姿勢と殻の外形は,泥への埋没を防ぐための適応と考えられる。現生のマガキに近縁と推定されている。
執筆者:猪瀬 弘瑛
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

