コーポレートシチズンシップ(その他表記)corporate citizenship

デジタル大辞泉 の解説

コーポレート‐シチズンシップ(corporate citizenship)

企業社会貢献企業市民活動。企業市民として社会に貢献するため、基金を設定して財団を作り、そこを通して市民の社会活動を支援することなどがその例。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

コーポレート・シチズンシップ
corporate citizenship

企業による地域社会の向上発展のための寄付ボランティア活動総称。これらの活動は企業本来の事業活動とは異なるものであるが,企業が社会的な存在 (企業市民) としての責任を果たす手段として注目を浴びている。もともとはアメリカで重視されていたものであり,先駆的な事例としては鉄鋼王の A.カーネギーが 1911年にカーネギー財団を設立したことがあげられよう。第2次世界大戦後,アメリカにおいて企業による寄付が盛んになり,今では幅広い慈善活動に参加しなければ,一流企業との評価は得られないとまでされている。近年,日本においても,積極的な意味での企業倫理の推進手段とされ,企業による冠イベントメセナなどが試みられている。

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