ごそり(読み)ゴソリ

デジタル大辞泉 「ごそり」の意味・読み・例文・類語

ごそり

[副]動きの鈍いものが他のものにこすれて立てる、低い音を表す語。「暗闇で何かがごそりと動く」
[類語]こそりごそごそかさこそがさごそごしごしがさがさかさかさ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごそり」の意味・読み・例文・類語

ごそり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. いちどにたくさん取ったり与えたりするさまを表わす語。ごっそり。
    1. [初出の実例]「旅芝居花のさかりにとてもなら まへ髪ごそり少年の春〈由平〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)下)
  3. ごそごそする音を表わす語。〔俚言集覧(1797頃)〕
    1. [初出の実例]「彼は指に挟んだ葉巻の葉っぱが、指の間で枯れた環をごそりと弛めてゐるのを眺めながら」(出典:上海(1928‐31)〈横光利一〉二六)

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