日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴモジュ」の意味・わかりやすい解説 ゴモジュごもじゅ[学] Viburnum suspensum Lindl. スイカズラ科(APG分類:ガマズミ科)の常緑低木。高さ1~4メートル。花序は円錐(えんすい)形で、下を向き、花冠は筒状で芳香がある。果実は核果で、多数が房になってつく。沖縄の特産種で、低木林や林縁などに生える。名は、沖縄の方言グムルやギムルと関係があると思われるが、意味はわかっていない。また、五毛樹(ごもじゅ)とする説もある。花や実が美しく常緑なので、庭木や生け垣とする。近縁種は台湾に分布するタイトウガマズミであるが、葉の質や形などから区別される。[福岡誠行 2021年12月14日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のゴモジュの言及 【サンゴジュ(珊瑚樹)】より … ゴマギV.sieboldii Miq.は枝や葉を折るとゴマのにおいがする。琉球特産のゴモジュV.suspensum Lindl.は花が美しく,ときに庭木とする。【福岡 誠行】。… ※「ゴモジュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by