日本大百科全書(ニッポニカ) 「サクラツツジ」の意味・わかりやすい解説 サクラツツジさくらつつじ / 桜躑躅[学] Rhododendron tashiroi Maxim. ツツジ科(APG分類:ツツジ科)の常緑低木で高さ1~4メートル。葉は普通は枝先に3枚がやや輪生し、倒披針(とうひしん)状楕円(だえん)形、長さ4~7センチメートル。両端がとがり、革質である。1~3月、淡紅色の花を枝先に2~3個開く。花冠は漏斗(ろうと)状で5中裂し、径3.5~4センチメートルで、雄しべは10本ある。蒴果(さくか)は1センチメートル内外で褐色の毛がある。高知県、鹿児島県、沖縄県、台湾の山地に生える。変種のケサクラツツジは葉に長毛を散生する。[小林義雄 2021年4月16日] サクラツツジ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例