サクリング(読み)さくりんぐ(その他表記)John Suckling

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サクリング」の意味・わかりやすい解説

サクリング
さくりんぐ
John Suckling
(1609―1642)

イギリス詩人劇作家チャールズ1世宮廷に参集した王党派詩人一人シェークスピアに傾倒し、4編の戯曲を書いたが、むしろ軽妙優雅で皮肉な即興的叙情詩で知られる。ピューリタン革命に際し、王党派として活動。のちパリに亡命し、自殺したといわれる。『黄金断片録』(1646)が死後刊行された。

[早乙女忠]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android