食の医学館 の解説
さけますかのおもなしゅるい【サケ・マス科のおもな種類】
・ギンザケ/体長は75~100cmで、身の色はベニザケよりやや薄め。アメリカから受精卵を大量に輸入し、日本沿岸で養殖されています。
・マスノスケ/サケ類のなかではもっとも大きく、体長は1.5~2m。鮮やかなオレンジの身の色。おもに北米に分布していますが、漁獲量は多くありません。日本は南米やオセアニアなどから養殖魚を輸入しています。
・カラフトマス/ふつうマスとして売られている魚。背部が群青色であることから、アオマスとも呼ばれます。体長は75cmほどで、身の色は薄紅色。
・ベニザケ/体長は50~70cmで、身の色は鮮紅色。身がしまっています。北海道からカリフォルニア北部の北太平洋に分布しますが、ほとんどアメリカ側が漁獲します。日本には、生もしくは冷凍輸入されますが、塩ザケや缶詰にも加工され入ってきます。スモークサーモンはこのベニザケを使ったものです。
・サクラマス/マスもしくはホンマスとも呼ばれています。ほかのサケとちがい、産卵のため川を上るときもエサをとります。味がよくなるのは、川を上りはじめる初夏。雄はくちばしが伸び「鼻まがりザケ」と呼んだりします。