サケ・マス科のおもな種類(読み)さけますかのおもなしゅるい

食の医学館 の解説

さけますかのおもなしゅるい【サケ・マス科のおもな種類】

・シロサケ/一般的に、サケと呼んでいるものがコレ。体長は70cmほどで、名前のとおり身が白っぽいのが特徴です。日本海側のほぼ全域と、太平洋側は銚子以北に分布します。5月~6月北洋でとれるものをトキシラズ秋口に河口付近でとれるものをアキアジと呼びます。
・ギンザケ/体長は75~100cmで、身の色はベニザケよりやや薄め。アメリカから受精卵を大量に輸入し、日本沿岸で養殖されています。
マスノスケ/サケ類のなかではもっとも大きく、体長は1.5~2m。鮮やかなオレンジの身の色。おもに北米に分布していますが、漁獲量は多くありません。日本は南米オセアニアなどから養殖魚を輸入しています。
・カラフトマス/ふつうマスとして売られている魚。背部が群青色であることから、アオマスとも呼ばれます。体長は75cmほどで、身の色は薄紅色。
・ベニザケ/体長は50~70cmで、身の色は鮮紅色。身がしまっています。北海道からカリフォルニア北部の北太平洋に分布しますが、ほとんどアメリカ側が漁獲します。日本には、生もしくは冷凍輸入されますが、塩ザケや缶詰にも加工され入ってきます。スモークサーモンはこのベニザケを使ったものです。
サクラマス/マスもしくはホンマスとも呼ばれています。ほかのサケとちがい、産卵のため川を上るときもエサをとります。味がよくなるのは、川を上りはじめる初夏。雄はくちばしが伸び「鼻まがりザケ」と呼んだりします。

出典 小学館食の医学館について 情報

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