ささくれる(読み)ササクレル

デジタル大辞泉 「ささくれる」の意味・読み・例文・類語

ささく・れる

[動ラ下一]
竹や木などの先端表面が、細かく裂ける。「竹ざおの先が―・れる」「畳が―・れる」
つめ生え際の皮が細かくむけてめくれる。さかむけになる。「―・れた指先
感情がすさんでとげとげしくなる。「神経が―・れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ささくれる」の意味・読み・例文・類語

ささ‐く・れる

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
  2. 指の爪ぎわや、物の先端・表面などが細かくむけてめくれあがったり、さけてわれたりする。ささける。また、荒れてざらざらする。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
    1. [初出の実例]「ささくれた洋筆(ペン)先で」(出典道草(1915)〈夏目漱石九五)
  3. 感情がとげとげしく荒れる。
    1. [初出の実例]「不愉快な、ささくれた気分を見守った」(出典:小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android