精選版 日本国語大辞典 「ささめ」の意味・読み・例文・類語 ささめ 〘 名詞 〙① 原野や湿地などに生えるササガヤや、チガヤ、ハマスゲ、クグなどの草をいうか。蓑(みの)などに編んで用いたという。[初出の実例]「六群比丘、芒草(ササメ)・婆婆草(ち)〈略〉を著れたる革屣を以てり」(出典:小川本願経四分律平安初期点(810頃))② ①で作った蓑(みの)。ささめの蓑(みの)。ささみの。[初出の実例]「山がつの結びてかづくささめこそ衣の関と雨を透さね〈寂蓮〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二八) ささめ 〘 名詞 〙 波の異称。[初出の実例]「わたつみのしらささめこえ海人(あま)人のうきつこつむにのり釣りに行く」(出典:古今打聞(1438頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例